にゃんころ餅

垂れ流すほどではないものの垂れ流し

家族を失った話

今までの記事とは全く毛色が違うのでご注意を。

 

 

 

2ヶ月ほど前になるが大事な家族の一員を失った。一晩ほど大泣きをしてしばらく誰とも話さなかったほどには落ち込んだ。

このブログのアイコンにもある猫だ。うちにいた猫の中では一番大きかったが、名前はチビ。最後の3年はたまにしか会えなかったとはいえ、13年一緒にいた。家猫として長寿とは言えないが、体調が悪い中よく頑張ってくれたと思う。

僕が「飼い猫」という言葉を使わないのは我が家の事情からだと思う。両親が猫好きだったので、僕が生まれた時からずっと家に猫がいた。幼い頃の写真を見ると猫に子守をされている写真もある。人に心の中を見せることが嫌いな僕からしたら、唯一心を曝け出せる存在だった。学校なんかで愛想笑いを繰り返す知り合いよりもよっぽど心が繋がった存在だった。

そんな存在のうちの一つを失ったのだから、心にぽっかり穴が開いた。最期の瞬間に立ち会って「ありがとう」と言えていれば…そんな後悔は今も頭を支配している。2ヶ月経った今でも、思い出して涙を流す時がある。

僕が名古屋に進学して会えなくなっても、実家に帰れば必ず出迎えてくれた。必ず僕の布団で寝ていた。もう何年後かはわからないが、僕がそっちに行く時まではどうにか僕のことを覚えていて欲しい。

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デカかった。野生を忘れておじさんみたいな格好で寝てた。